ある意味、最強の鯛ラバ専用リール!?

AOM

2011年12月01日 03:46

何気に出ているシマノのソルトジギング用の新製品
コレってある意味最強の鯛ラバ専用リールかも!?


シマノ(SHIMANO) ソルティーワンPG 右








おそらく多くのパーツはバスワンXTの使いまわしだと思うのですが
大きな違いはギヤ比が変更され
バスワンXTでは6.2 最大巻上長は66cm
ソルティーワンPGでは5.1 最大巻上長は54cm
あえて低いギヤになっています

これはシマノのソルト用リールの中では鯛ラバ専用設計の
炎月BB-PG のギヤ比4.7 最大巻上長が50cm
に次いで低いギヤで他のリールとはかけ離れた数値です

低いギヤ、少ない最大巻上長の利点はWハンドルとの相乗効果で
特別なテクニックがなくても誰でも安定したスローリトリーブができること

低いギヤ、少ない最大巻上長のリールは
ルアーの回収が面倒なことと
青物などの動きが早い魚に対しては不利な点もありますが
真鯛の場合はほとんど問題がありません

そして鯛ラバの釣りはまだまだ新しい釣りで多くの人が
未経験だったり初心者だったりするので
自分の周囲で新たにこの釣りを始めた人もけっこう多いのですが
この釣りに関してだけは最初から高級なタックルを一式揃えた人よりも
とりあえず安いロッドとリールでスタートした人のほうが釣果に恵まれています

なぜなんでしょう?




高価なロッドとリールは
・感度が良い
・パワーがある
この2点がどうもこの釣りの邪魔をしてる気がします

タックルの感度が良さは
ベテランの釣り人には情報が多く、それは武器になりますが
経験の少ない人には早合わせになりやすい傾向があります
また、魚に対して違和感を与えやすいのかも知れません
あたりだけはあるのに中々フッキングできない人は
鯛ラバの釣りの初心者にはよくあることですが
特に高価なタックルを揃えている人が多いような気がします

またフッキングをしたとしても、タックルにパワーがあると
魚と引っ張りっこをしがちでただでさえ細い針やラインに無理をさせ
特に大鯛ほど針を伸ばされたり、ラインブレイクされたりの危険性が高くなります

しかし安いタックルで始めた人はタックルに不安があるため
まず最初にドラグを緩めですし
魚の引きにロッドが負けやすいために時間をかけたやりとりになりやすいものです
また青物と違って真鯛は根によるラインブレイクや
瞬発的なダッシュによるラインブレイクがないタイプの魚ですし
青物を細いラインでやり取りするためにはリールのドラグ性能は必須ですが
鯛ラバで使うロッドは柔らかめのロッドなので
ドラグがそれほどスムーズでなくてもロッドで吸収するぶんカバーされます
そして大きな真鯛であっても無理なやりとりをしなければ
安いタックルでも十分にあがります

そこでこのリールのチープながらも良さが
最強の鯛ラバ専用リールになる可能性があります

低いギヤ比と短い最大巻上長によって
・他のリールよりも簡単に安定したスローリトリーブが飽きずに続けられる
・ルアーの回収が面倒なので、あまりあれこれとルアーを変えたりせずに
結果として長い時間海の中にルアーがあり、ヒットチャンスが増える
・魚を掛けたあとも1回の巻上で上がる量が少ない
ここまではリールの性能

安いリールのため組み合わせるロッドが安い場合が多いために
・高価なロッドより感度が鈍いロッドが多く、遅合わせになりやすい
・またロッドにパワーがないため無理なやり取りをしづらい
ここまでがロッドとリールの性能です

鯛ラバの釣りをやりこんだ人には
安いロッドと安いリールの組み合わせは使いづらいものとなりますが
これから鯛ラバを始める人やまだ初心者の人には
逆に高価なタックルを揃えることが釣りの邪魔をすることに繋がる場合もあります

かなり独断と偏見に満ちた考えですけどねw

このリールにぜひ合わせてみたいロッドは

プロックス(PROX) 桜魚(さくらうお)61L

ナチュラムでもかなりの長い期間に渡ってよく売れているロングセラーの鯛ラバロッドです。
実釣では使ったことが無いですが、実際にロッドを見た感じではけっこう硬い感じでライトジギングまでカバーできそうです。
しかしこの値段のブランクは間違いなく弾性率の低く薄い素材のものでしょうから思ったよりもあたりを弾かず上手く乗せていけるのかも?
ひょっとしたら安いながらも絶妙なバランスのロッドなのかもしれません!?
そうでなければ多くの人が買って、使って、お勧めはしませんからね~w











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